患者様の声のご紹介

当院では、大腸内視鏡検査をはじめとする診療に対して、
「丁寧で安心できる」「検査がスムーズだった」といった高評価を多数いただいております。
特に、「評価が高い」「評判の良い大腸内視鏡検査」を求めて来院された患者様からは、感謝のお言葉やお手紙を多く頂戴しております。
ここでは、当院を受診された患者様より寄せられた御礼のお手紙の一部をご紹介いたします。

※掲載しているお手紙は、すべて患者様より掲載許可をいただいたものです。
※クリックすると実際のお手紙をご覧いただけます。

検査を終えた患者様のコメント

検査を終えた患者様から伺っております感想です。

大腸がんに気づいたきっかけは?

大腸がんは、初期段階では自覚症状が出にくい病気ですが、いくつかのサインや検査結果を通じて発見されることがあります。
ここでは、大腸がんに気づいたきっかけとしてよく挙げられる代表的な事例を詳しくご紹介します。

便潜血検査

大腸がんの発見で最も多いのが、定期的な健康診断の中で行われる「便潜血検査」です。
この検査では、2日間にわたってご自身の便を採取し、便の中に血液が混ざっていないかを調べます。
目では見えないほど微量の出血でも検出できるため、がんやポリープなどからの小さな出血を早期に察知することが可能です。
実際に、大腸がん患者様の多くは、この検査で陽性判定が出たことをきっかけに精密検査を受け、その後の大腸内視鏡検査でがんが見つかっています。
定期的な健診を受けていなければ、見逃してしまっていた可能性もあるため、便潜血検査は大腸がんの早期発見において非常に重要な役割を果たします。
ただ、便潜血検査1回だけでは大腸がんが存在しても、陰性という結果になることがあります。そのため、癌の見逃しを防ぐためには、毎年定期的に便潜血検査を行うことが大切であるとされています。

血便

排便時に血が混じっていたり、トイレットペーパーに血がついていたことで「何かおかしい」と感じ、病院を受診したことをきっかけに大腸がんが見つかるケースも少なくありません。
特に、黒い血液が便に混ざっていた場合には、肛門や直腸からの出血だけでなく、大腸の奥深くでの出血も考えられます。
大腸がんは、がん細胞が成長する過程で新たな血管(新生血管)を作りますが、これらは正常な血管と比べてもろく、便が通過する際に簡単に傷ついて出血してしまいます。
その結果、血便として症状が現れるのです。血便を痔などの一時的な症状だと自己判断して放置するのではなく、早めに内視鏡検査を受けることが大切です。

貧血

最近、ふらつきや立ちくらみ、息切れなどの貧血症状が続いている…そんな症状から大腸がんが見つかることもあります。
大腸がんは、がんのある部分から少量の出血が持続的に起こることがあり、これが体外に目立った形で現れなくても、じわじわと鉄分が失われ、貧血状態になります。
特に、腸の右側(盲腸・上行結腸・横行結腸など)にがんができた場合は、固形の便がまだ形成されていないため、出血が便に混ざっても目に見えにくく、症状が現れにくいのが特徴です。
そのため、「貧血の原因がわからない」と内科を受診し、血液検査や精密検査を通じて大腸がんが見つかるというケースも少なくありません。

腹痛

最近、お腹の張りが強くなったり、便秘と下痢を繰り返したり、排便時に痛みを感じるようになったという場合、それが大腸がんの初期サインであることもあります。
特に、下行結腸やS状結腸、直腸といった便が固くなってから通過するエリアにがんができた場合、便の通り道が狭くなり、詰まりやすくなります。
これにより、腹痛や違和感が生じたり、時には吐き気や嘔吐といった消化器症状が現れることもあります。
「いつもと違う腹部の不快感」が続くようなら、放置せずに医療機関を受診することが重要です。

体重減少

ダイエットをしていないのに、短期間で体重が数キロ減った…そんな異変も、大腸がんが関係している可能性があります。
がん細胞は成長するために多くのエネルギーを消費し、体内のたんぱく質や脂肪を分解して奪っていきます。
そのため、食生活が変わっていないにもかかわらず、体重が減少するという現象が起こります。
「1か月で3~4kgも減ってしまった」「生活習慣は変わっていないのにやせてきた」などの場合は、何らかの病気が隠れている可能性がありますので、早めに受診して原因を明らかにしましょう。

腸閉塞

腫瘍が腸の中で大きくなると、便の通り道をふさいでしまうことがあり、これが「腸閉塞」と呼ばれる状態です。
腸閉塞になると、激しい腹痛や吐き気、嘔吐などの強い症状が突然現れ、救急搬送されることも珍しくありません。
このような緊急事態で医療機関を受診し、画像検査などを通じて初めて大腸がんが発覚するケースもあります。
腸閉塞は放置すると命にかかわるため、腹痛や便が出ないなどの異常が続く場合は、すぐに病院で診てもらうことが重要です。